食物繊維による経腸栄養剤のマイナス面の改善


経腸栄養剤は患者の手術後の回復に非常に役立っているが、腹部膨満感、下痢、便秘、消化管機能の低下などのマイナスの面をもち、それが患者ならびに看護をする者に多くの負担を強いている。このマイナス面の多くは経腸栄養剤に食物繊維を添加することによって改善されるが、十分ではない。経腸栄養剤は管を通して投与されるため、流動性を保ち、沈殿を生じないことが大切である。そこで添加される食物繊 維は水溶性で、しかも粘度の低いものが用いられている。しかし、上記のマイナス面の改善には不溶性食物線維の方がより有効であるが、沈殿を生じ、管を詰まらせてしまうため、その実用化には多くの克服しなければならない問題点がある。この問題点を克服し、より良い経腸栄養剤の開発をめざす。


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